第6話-① 「ウルシ(漆)に絡まるエピソード」

今回は「ウルシ」についてのおもしろQ~!

秋になると、山里や森の散歩コースで、いち早く紅葉するのが「ウルシ」

ヤマウルシとツタウルシがありますが、ツタウルシの紅葉は格別!

ウルシは毒性が強いと言われていますが、乾燥すると問題ありません。ただし、完全乾燥の場合なので、中が未感想は要注意です。

昔は、ウルシは神社仏閣で利用されました。

平泉の中尊寺金色堂
宇治の平等院
伊勢の伊勢神宮
日光の東照宮
京都の桂離宮

このように並べると、ウルシはいかにも工芸品や木造建築のみに使用されているように思われがちですが、実は芸術品や茶道具以外にも金属やプラスチックにも製品として使われています。

ウルシ工芸は、日本のお家芸と言われるほど評判が良く、パリで開催された万国博覧会では、中国=陶器、日本=漆器と呼ばれ、大変賛美されました。

ウルシの特性は、その美しい光沢だけではなく熱を遮断する力もあります。

重ね塗りしていることも要因にありますが、陶器よりも漆器で食事をする理由は、高温にならず、程よい温もりが伝わってくるからです。

水分を弾くため、船舶の外装にも利用されました。

また、接着剤としても優れており、金閣寺の修復で金箔を貼る際に接着剤として利用したのが「ウルシ」でした。