第10話-② 「カキに関するエピソード」

おとぎ話「猿蟹合戦」

昔々のお話です

柿の種を拾ったサルと、おいしそうなおにぎりを拾ったカニがおりました。
サルはカニのおにぎりが欲しくなり、カニに対しズルい提案をしました。

サル→「カニさん、この柿の種を撒けば、毎年甘くておいしい実がなるよ!だから、おにぎりと取り換えっこしてあげようか?」

カニ→「サルさん、サンキュー(とは言ってない?)」

カニは大喜びで自宅に柿の種を撒きました。
「早く芽を出せ、柿の種~出さねばハサミでちょん切るぞ!」と言いながら、カニは毎日水をかけ大事に育てます。

柿の実がおいしく熟す頃、またまたずる賢いサルがやってきました。

サル→「代わりに登って採ってやるよ」と言い、柿の木に登ると、なんと自分だけ熟した柿を食べ始めてしまったのです。
そして柿の木の下にいるカニに対し、まだ青くて固い実を投げつけました。

柿の実を投げつけられたカニの背中の甲羅が割れてしまい、3匹の子ガニが産まれましたが、母カニは死んでしまいました~(かわいそう)

やがて大きくなった子ガニたちは、母カニの敵討ちをしようと決心し、栗や蜂、牛の糞、臼と一緒にサルの家へ向かったのです。
サルが留守の間に、こっそり隠れてサルの帰りを待ちました。

サルが帰ってきて囲炉裏ばたに座ると、隠れていた栗がパーンとはじけて、サルのおしりにぶつかりました。

サル→「アッチ、チチチチ~水はどこだ~」と水がめに近づくと、水がめに隠れていた蜂がサルを刺しました。

あわてて外に逃げようとしたサルは、牛の糞に滑って転び、その上から臼がドーンと落ちてきて、サルはペチャンコになって死んでしまいました~

主役同士の2人が死んでしまう内容。

海外の「3匹の子豚」同様、なぜか子どもは3人。昔は子だくさんだったんですね。

そう、このおとぎ話は「かたき討ち」のお話しなんです~

「柿食えば~思い出すのは~かたき討ち~」
 作者=古財びと