菩提樹は漢名なので、わかりやすい用語「ボダイジュ」でおもしろQ~!

ボダイジュは、中国原産の落葉高木で高さは10~12m程度。群生して生育するより、単木として育つので、割と目立ちやすい樹木です。

日本でも神社というよりは寺院に植えられており、臨済宗の開祖であり、建仁寺を建立した栄西が、宋の国から種子を持ち帰り、庭に植えたのが始まりです。

菩提樹

インドでは無憂樹(むゆうじゅ)、沙羅双樹(さらそうじゅ)とともに「三大聖木」とされています。聖書でも「命の木」や「善悪の木」で知られているとおり、樹木は各地の宗教と共に歩んできた歴史の生き証人なんですね。

釈迦は、その菩提樹の下で悟りを開いたとして知られていますが、そのお話は次回以降お伝えしたいと思います。

ボダイジュにも何種類かあり、区分けしてみると
①インドボダイジュ
②ベンガルボダイジュ
③セイヨウボダイジュ
④アメリカボダイジュ
などがあります。

さて、カタカナで綴ってきた「ボダイジュ」ですが、漢字では「菩提樹」。その「菩提」ですが、「悟りを開いて涅槃(ねはん)に至る」という意味です。

まさに釈迦が悟りを開いた樹ですが、別名は「覚樹」「道樹」とも言われ、「仏教の悟り」そのものと言えます。

「あの木何の木?気になる木~」の日立のCMに出てくる三代目の樹木、あれが菩提樹の中の「ベンガルボダイジュ」でした~