真理を求め、苦行者となった「釈迦」
釈迦は、マガダ国に入り河のほとりで瞑想!その瞑想し始めた場所が菩提樹の生い茂った木の下だったのです。
菩提樹の木は1本の幹から放射線状に枝を伸ばした形で大きくなります。広葉樹は適度に明るく、風を通し、太陽を遮ってくれます。
白は光を反射しますが、緑は光を吸収するため、瞑想するには絶好の場所なのです。瞑想の仕方ですが、一般的には「空間凝視」の型。
足は結跏趺坐、指はムドラーを組んで膝の上に置き、呼吸はゆっくり。そして目線はやや下向きにして、目線を50cmから1m程度の空間に固定。
キリストも悪魔からの誘惑に耐え忍びましたが、釈迦も同様に、死の神「マーラ」からの攻撃を受けて耐え忍びます。
瞑想を初めて7日目・・
ついに釈迦は戦いに打ち勝ち「天眼」を得ます。 この世の真理と言うものに目覚めた人、そうです仏陀の誕生~!
仏陀が悟りを得た場所にあった菩提樹の木は、5世紀ころに切られたそうです(残念・・)。しかしその子孫(挿し木)は信者の手によってこっそり保存され、現在も仏教の聖地である「ブッダガヤの大菩提寺」に植えられています。