今回は「竹に関するおもしろQ~」をご紹介します。

日本人には馴染みの深い「竹」ですが、そもそも「竹」「笹」「バンブー」の違いはご存知でしたか?

一般的な解釈ですが、「竹」→地下茎で横に増えていきます。 「笹」→イメージもありますが、明らかに竹より低いですね。そして「バンブー」→株分かれによって株立ち状になり、横には増えません。

★詳細の解釈として「竹」と「笹」の違いを比較してみましょう。


竹はイネ科タケ亜科に属する植物。竹の子どもは「タケノコ」。タケノコの皮は剥がれ落ちてツルツルした表面になります。よ~く見ると葉の葉脈は縦横に走った格子状。大きなもので直径15センチ、高さ20メートルほど。寒冷地では育たないので、北海道など冬の天候が厳しい土地には適しません。中国やそのほかアジア地域の温帯・熱帯地方のものが多いので、日本の竹は、ほとんどが中国から帰化したものと言われています。


笹も竹と同じイネ科タケ亜科に属する植物。見た目や成長過程がきわめて「竹」と近い植物であるため、広義では「竹」の1種類として扱う説もあるようです。 笹の子どもは「ネマガリタケ(根曲りダケ)」。山菜採りでも有名ですが、熊の大好物。皮はそのまま剥がれずに残ります。葉の葉脈は平行に直線状です。 北海道でも積雪の下から生えてくるほどで、寒冷地での適応力があり、語源については「控えめ、わずかに」などを意味する「ささやか」。大きさとしては小さいイメージがあるようです。笹は古来より存在する日本特有の植物です。

英語の「バンブー」については、厳密に言うなら「竹」とは異なりますが、日本語に解釈すると「Take」と呼ばれています。

古来から竹林のイメージは、人の背丈より大きく仰ぎ見る状況樹木と同じ印象だったかもしれません。