セイヨーヒノキ→イトスギに関するおもしろQ~!
皆さん、「イトスギ」と聞いて、思い出すのは何でしょう?
結構、一般的な質問なら、樹木そのものを想像しますが、イトスギの場合は、下記に記した内容で思い出す人も多いのではないでしょうか。

①ゴッホの作品→糸杉と星の見える道(添付写真参照)
②ダヴィンチの作品→受胎告知(添付写真参照)
③イエスキリスト→背負わされた十字架の木
④ノアの箱舟→箱舟の素材が主にイトスギ

糸杉と星の見える道

受胎告知

ここでは、聖書から引用してみましょう。
創世記第6章→神がノアに箱舟作成を命ずる場面です。

「あなたは、いとすぎの木で箱舟を造り、箱舟の中に部屋を設け、アスファルトで内外を塗りなさい。その造り方は次のとおりである」
「箱舟の長さは、上へ一キュビトに仕上げ、箱舟の戸口を横に設け、1階2階3階のある箱舟を造りなさい」
「わたしは、地の上に洪水を送って命の息のある肉なるものをみな天の下から滅ぼし去る」
「地にあるものは、みな死に絶えるであろう、ただし、わたしは、あなたと契約を結ぼう」

かなり具体的に神から指示され、ノアは100年かけて、箱舟を作成します。
防水加工の役割として、本当にアスファルトで作ったのか?それともイトスギの樹脂だったのか?は、いまだに学者同士で論争されています。
最近の研究では、地層に含まれている石灰岩を燃やすと、アスファルトが精製され、聖書の記述通りだとの指摘もあります。