沙羅双樹は、インドの高地に自生するフタバガキ科の落葉広葉樹。

前回も書きましたが、仏教では釈迦が生まれたところにあった「無憂樹(ムユウジュ)」。釈迦が悟りを開いたところにあった「菩提樹(インドボダイジュ)」と並んで「三大聖樹」の一つとされています。

樹高は30mほどに生長し、幹は硬く住宅の下地材として利用されます。日本に輸入されるのが「ラワン」ですネ。

枝には楕円形をした幅広の葉っぱをたくさん茂らせます。ホウノキやトチノキの葉に似ています。

5~7月には、枝の先端に白やクリームクリーム色の小さな花を咲かせ、ジャスミンのような瀟洒な香りを漂わせます。

沙羅双樹(シャラノキ)の花言葉は・・・残念ながらありません。

花を咲かせること自体が珍しく、日本では草津の「水性植物公園みずの森」で4月中旬から下旬にかけて見ることができます。

「みずの森」では、仏教の「三大聖樹」をすべて鑑賞することができるのです。

皆さん、自分が釈迦になったつもりで、生まれたとき~瞑想~死去するまでの一連の自分自身の生涯を、聖樹と一緒に体験してみてはいかがでしょうか?

天眼が開くかも~ワクワクドキドキ!