これから夏だというのに・・「カキ(柿)」と言えば「秋(アキ)」ですね~

ちなみに、秋の俳句を並べてみました。

①「くろがねの~ 秋の風鈴~ 鳴りにけり」
*夏が過ぎ、季節外れの鉄の風鈴が、秋風に揺られている。
 作者=飯田蛇笏(いいだだこつ)

②「朝顔に~ つるべ取られて~ もらい水」
*水を汲みに行くと、井戸の釣瓶に朝顔が咲いていた。それを解くのは忍びないので、近所の家へ水を貰いに行くことにした。
 作者=加賀千代女(かがのちよじょ)

③白露や~ 茨(いばら)の刺(はり)に~ ひとつづつ」
*朝露が降りる秋の朝、茨の刺に美しい露の玉が輝いている。
 作者=与謝蕪村(よさぶそん)

④柿くえば~ 鐘が鳴るなり~ 法隆寺」
*法隆寺で柿を食べていると、鐘の音が響いてきてなんとも穏やかな秋の静寂
 作者=正岡子規(まさおかしき)

続いて、おとぎ話「猿蟹合戦」

このお話は、蟹が拾ったおにぎりと猿の柿のタネのやりとりです。

このおとぎ話をもとにして、芥川龍之介が短編小説で世相を批判した「猿蟹合戦」を執筆したそうです。

次回、大人の方も、もう一度「猿蟹合戦」のお話を思い出すために、掲載してみますね。