珪化木(けいかぼく)って、な~に?
簡単に言うと「木(植物も含む)の化石」です。

えっ、木の化石って、石炭じゃないの?
誰もが思う素朴な質問ですよね。

珪化木→樹木が埋没し、地層から圧力が加わり、酸化ケイ素化し、石化したのが珪化木。

石炭→炭素化したのが石炭、石炭になる経由途中が珪化木。

生活に欠かせないのが石炭、鑑賞用が珪化木という感じでしょうか。

だから、地層から石炭を掘りだす時、その近くで珪化木も発掘されます。
珪化木は固いため、炭鉱者から言わせると「珪化木は厄介者」みたいです。

この珪化木ですが、保存状態が良いと、年輪や木の形まで良好に化石化されています。
でも中には、一部が石炭もあり、石炭になり損ねた化石と比喩されます。

珪化木で有名な産地は、ブラジル・アメリカ・マダガスカルなどが産地ですが、
日本でも各地で産出され、兵庫県東条町、岩手県一戸町で採掘された珪化木は有名です。

この珪化木は観賞用としての価値が高く、数珠やブレスレットに加工され販売されています。